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ミライサキヨミjournal


ストレスでのどが詰まる?---放置すると心身に危険信号
朝晩の冷え込みと日中の気温差が大きく、体も心も順応に時間がかかります。 そんな季節に増えるのが、「のどの違和感」や「胸のつかえ」 です。 「のどに何か詰まった感じがする」「息苦しくて深呼吸しづらい」「ため息ばかり出てしまう」──こんな不快感を覚えていませんか? これらは病院で検査をしても「異常なし」と言われることも多いのですが、実は漢方で古くから知られている症状で「梅核気(ばいかくき)」と呼ばれます。その改善に用いられてきた代表的な処方が半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう) です。 ◆「半夏厚朴湯のルーツ」 半夏厚朴湯は、中国・後漢時代にまとめられた医学古典『金匱要略(きんきようりゃく)』に記載されています。 そこには「咽中炙臠(のどに炙った肉が貼りついたように感じる)」と表現され、のどの異物感や胸のつかえに用いられる処方として登場しています。 つまり2000年前から「ストレスによるのどの違和感」を癒すために使われてきた歴史ある漢方なのです。 ◆「半夏厚朴湯の特徴」 半夏厚朴湯は、名前の通り「半夏」と「厚朴」という生薬を中心に構成されています。...
7 日前読了時間: 4分


秋冬は“光不足”が健康課題
季節は夏から秋へと移ろい、朝夕の空気に涼しさを感じるようになってきました。 秋は過ごしやすい反面、私たちの体にとって大きな変化が訪れる季節でもあります。 その一つが「日照時間の減少」です。 ご存じの通り、日本の秋から冬にかけては、日が短くなり、自然光を浴びる時間が少なくなっていきます。特に11月以降は16時台で暗くなり、外で光を浴びる機会は一気に減ってしまいます。 実はこの「光不足」が、私たちの健康や気分に大きな影響を及ぼすことをご存じでしょうか。 ------------------------------------------------------------------------- 光がもたらす健康効果とは? ------------------------------------------------------------------------- 太陽の光は、単に「明るさ」を提供しているだけではありません。 体内時計の調整、ビタミンDの生成、心の安定など、私たちの生命活動に深く関わっています。 光を浴びることによって、脳内で「
11月14日読了時間: 3分


脳のSOSサインとは?加齢による物忘れ対策
「名前が出てこない…」 「買い物リストを忘れてしまう…」 「集中力が続かない…」 そんな小さな“記憶のすれ違い”に、不安を感じることはありませんか? 年齢を重ねると、脳の働きは少しずつ変化していきます。 加えて現代社会は、情報の洪水や人間関係のストレス、環境の変化が絶え間なく押し寄せる時代。脳にかかる負担は、かつてないほど大きくなっています。 その結果、「脳疲労」が蓄積し、記憶力や集中力の低下、感情のコントロール力の乱れといったサインが現れるのです。 けれども、それは「老化だから仕方ない」と諦める必要はありません。 私たちの脳は、適切なケアと栄養補給によって、本来のしなやかさを取り戻すことができるのです。 ------------------------------------------------------------------------- 脳疲労があなたの毎日をむしばんでいる ------------------------------------------------------------------------- まず考えたい
11月6日読了時間: 3分


秋の耳鳴り放置は認知症の入り口
秋の深まりを感じる季節となりました。 朝晩の冷え込みが一段と厳しくなり、体も心も季節の変化に順応するのに時間がかかる時期です。 「最近、耳がジーッと鳴る」 「会話の聞き取りが以前より難しくなった」 「人の声がこもって聞こえる」 ──そんな経験はありませんか? 秋から冬にかけては、耳の不調が強まりやすい季節です。 漢方では「耳は腎に通じる」とされ、腎の力が弱まると耳鳴り・難聴・めまいといった症状が現れると考えられています。 季節が寒さへと傾く今、まさに腎の力が試される時期なのです。 「耳と腎のつながり」 中国最古の医学書『黄帝内経』には「腎は耳に開竅す」と記されています。 つまり耳は、腎の働きを映し出す鏡のような存在。腎が充実していれば耳も冴えわたりますが、腎が衰えると耳鳴りや難聴などのトラブルが現れます。 特に50代以降は腎の力が徐々に弱まり、そこへ季節の冷えが加わることで耳の衰えが表面化しやすくなります。10月は、夏の疲労を抱えたまま冷気が増すため、耳に負担がかかりやすいタイミングなのです。 「難聴と認知症との関係 」 近年、医学研究で明らかに
10月24日読了時間: 4分


『食べても、疲れる』…それは“酵素不足”のサイン!
年齢を重ねるごとに、「昔と同じように食べているのに、なんだか重たい」「食後の眠気がひどくなった」「朝のスッキリ感がない」…そんなお悩みを感じていませんか? もし思い当たる節があるなら、 それは「消化力の低下」によるものかもしれません。 実は、40代後半頃から私たちの体は「食べたものをエネルギーに変える力」が、 少しずつ弱まっていくのです。 ------------------------------------------------------------------------- “食べても栄養にならない”という現実 ------------------------------------------------------------------------- 私たちは日々、栄養を摂るために食事をしています。しかし、その栄養は「そのまま」では体に届きません。 炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル…これらは一度「消化」というステップを経て、はじめて小さな分子に分解され、細胞に吸収されるのです。 そして、この消化の主役を担っているのが
10月20日読了時間: 3分


自然の音には「癒しの波動」があった!“超高周波音”で心・細胞・魂が整う
突然ですが、こんなお悩みはありませんか? 『なぜかいつも疲れやすい』 『朝から気分が重く、やる気が出ない』 『睡眠はとっているのにスッキリしない』 『なんとなく、心と体のバランスがとれない』 もし、あなたがそんな感じだったら、多忙な毎日であったり、緊張している日々が続いていて、「過度な緊張」状態にあるかもしれません。 緊張感が続くと、日に日にストレスが溜まり、モチベーションの低下や疲労感の蓄積につながってしまいます。 そんなとき、やはり大きなサポートとなるのが、「自然の力」です。 ------------------------------------------------------------------------- 自然の音には「癒しの波動」があった 虫の声、小鳥のさえずり、風の音、せせらぎ… ------------------------------------------------------------------------- 自然界には、“超高周波音”が豊富に存在しています。これらは単なる癒しの音ではなく、脳や神経系の伝達
10月16日読了時間: 3分


眠れない…ブルーライトに潜む罠
『ある夜のこと』 あの日のことを、私は今でもよく覚えています。 夜中の2時、布団に入ってからすでに1時間以上経っていました。 目を閉じているのに、頭の中は妙に冴えている。 考えたくもない仕事のことや、明日の予定がグルグル巡って、眠れないまま時間だけが過ぎていく…。...
10月9日読了時間: 3分


健康を害する“光”と、整える“光”の話。
あなたが、毎日無意識に浴びている「照明の光」。 その光が、あなたの“心”と“体”に静かに悪影響を与えているとしたら――。 そして、その影響の正体が「ブルーライト」だとしたら――。 あなたは、このままで本当に安心ですか? ---------------------------...
10月6日読了時間: 3分


【加齢と心血管の関係性】50代以降の必需品!リポソームビタミンC
自分の健康について考える時間を持っていますか? 特に50代以降は、加齢と共に体調にさまざまな変化が現れやすくなります。 その中でも、心血管の不調は非常に多くの人が悩まされる問題です。 なぜ、私たちの心血管は加齢と共に不調になりやすいのでしょうか?...
9月29日読了時間: 3分


医師も愛用する胃の名薬-六君子湯の底力とは?
「最近、胃が重くないですか?」 —“なんとなく不調”の正体は、胃腸の声かもしれません 「昔は何を食べても平気だったのに、最近は食後に胃がもたれる…」 「朝になるとお腹が空かず、無理やり朝ごはんを流し込んでいる」 「なんだか疲れやすくて、やる気も出ない…」...
9月19日読了時間: 4分


睡眠時間をもう30分伸ばす方法
うちの家族に、「熱中症対策で一番にあげられるのは、なあに?」と聞くと、やっぱり、「塩分」「水分」「エアコン」「睡眠」…などと答えが出てきます。 なかでも、この「睡眠」って、結局、どんな対処法にも出てくる大事なポイントになっています。...
9月11日読了時間: 3分


熱中症にかかりやすくなる2つの習慣
熱中症で云々…というニュースが連日流れていますね。 ただただ夏は汗をかくから「糖分」と「塩分」が足りない…と思い込み、過剰摂取している人も少なくないようです。 そこで、今日は、熱中症になりやすい生活習慣を2つお伝えしたいと思います。 一つ目は、「朝ごはんを食べない人」。...
9月8日読了時間: 3分


残暑疲れと秋の入り口で気温差に弱いあなたにおすすめの漢方
8月下旬、「のどの違和感」や「気分の重さ」はありませんか? その不調、漢方の出番です! 8月下旬、暦の上では「処暑(しょしょ)」を過ぎ、徐々に暑さがやわらぐはずの時期ですが、実際には残暑が厳しく、朝晩の涼しさとの寒暖差が大きくなる頃です。...
9月1日読了時間: 4分


夏の“糖質”との付き合い方
夏は、とくに“糖質”との付き合い方が大切です。 のど越しが良い素麺や冷めんなどの麺類を食べる機会が増えます。 めん類は白米と違って、おかずなしで単品で食べる方が多いと思いますが、炭水化物には多くの糖質が含まれています。 炭水化物中心の食生活では糖質過多になり、他の栄養素が不...
8月26日読了時間: 3分


夏ならではのメンタルヘルスの対処法
あまり知られていませんが、暑さや日照時間の変化によって、心と体に不調を感じることも増えてきます。 今回は、夏ならではのメンタルヘルスの変化や、対処法をシェアしますね! まずは、こうも暑いと、 「イライラとストレスの増加」 は起こります。...
8月22日読了時間: 2分


この夏、あなたに正しい水分補給をしていただくために…
暑いですね。ほんとに暑い!とにかく暑い!こう書いているだけでも暑い! …と、暑い、暑いと言っていても、何の解決にもなりませんので、今日は、正しい水分補給についてお話したいです。 体液にはナトリウム(塩分)や、マグネシウム、カリウム、カルシウムなどの電解質が溶けています。...
8月18日読了時間: 3分


「イライラ・不眠・動悸…」その不調、700年の知恵が解決
「なんだかイライラする」 「寝つきが悪い」 その“原因不明の不調”、実は漢方で整えられるかもしれません。 年齢を重ねるにつれ、「検査では異常なし」と言われるのに、体と心がなんとなくつらい。そんな経験はありませんか? たとえば—— ・理由もないのにイライラしてしまう...
8月6日読了時間: 4分


「酸化ストレス」とは?
金属が酸素と反応して茶色くサビることを「酸化」と呼びます。 同じ現象は体内でも起こっていて、細胞が傷ついて機能が衰え、老化に関連するあらゆる病気の火種となります。 ぼくたちは、四六時中、酸素に囲まれて生きているので、人生は、「酸化の進行」そのものと言ってもよいくらいです。...
7月28日読了時間: 3分


「マグネシウム」「カルシウム」の重要性
昔、昔…のお話です。「牛乳を飲むと、背が伸びるって!」 ちょうど、当時の給食には、必ず牛乳が出されていたので、狂ったように牛乳を飲む友だちが何人かいたことを覚えています。でも、「あいつ、そのわりには背が伸びてないなあ」と思っていたこともジジツです。...
7月22日読了時間: 3分


夏バテは“気”の失調だった?800年前の名医・李東垣に学ぶ、清暑益気湯の知恵
毎年この時期になると、次のようなお悩みが急増します。 「夏バテで食欲がわかない…」 「だるくて仕事に集中できない…」 「クーラーの中にいるのに、体が熱っぽい」 「微熱と倦怠感が続いて、夏風邪が治らない」 もしかするとその症状、“気”が不足しているサインかもしれません。...
7月16日読了時間: 4分
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