眠れない…ブルーライトに潜む罠
- 本物研究所 株式会社
- 1 日前
- 読了時間: 3分

『ある夜のこと』
あの日のことを、私は今でもよく覚えています。
夜中の2時、布団に入ってからすでに1時間以上経っていました。
目を閉じているのに、頭の中は妙に冴えている。
考えたくもない仕事のことや、明日の予定がグルグル巡って、眠れないまま時間だけが過ぎていく…。
「寝なきゃ…」と思えば思うほど、目が冴えてしまうあの感覚。
そして翌朝。
アラームが鳴っても体は重く、鏡を見ると目の下にはクマ。
仕事中も集中できず、コーヒーの量だけが増えていく…。
――そんな生活が、気づけば何ヶ月も続いていました。
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『原因はストレスでも、年齢でもなかった』
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当時の私は、「きっとストレスや年齢のせいで眠れないんだろう」と思い込んでいました。
でもある日、健康に詳しい友人からこんな言葉をかけられたんです。
「もしかして、寝る前にスマホとかパソコン見てない?」
もちろん見ていました。
仕事のメールチェック、SNSの更新、YouTube…寝る直前まで明るい画面を眺めていたのです。
そこで友人は、「それ、ブルーライトのせいかもしれないよ」と教えてくれました。
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『ブルーライトの正体』
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ブルーライト――
それは、可視光線の中でも波長が短く、エネルギーが強い光。
スマートフォンやパソコン、LED照明など、現代の生活で欠かせない機器から多く発せられています。
問題は、その強さ。
ブルーライトは目の奥(網膜)まで届きやすく、眼精疲労・視力低下・睡眠リズムの乱れなど、静かに健康をむしばむ影響がある言われているのです。
特に夜間にブルーライトを浴びると、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が抑えられ、脳は「まだ昼だ!」と勘違いしてしまう。
結果、
寝つきが悪くなる
夜中に目が覚める
翌朝スッキリ起きられない…といった負のループに陥ります。
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『現代人は“光の生活習慣病”にかかっている』
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思い返すと、私たちは朝から晩まで光にさらされています。
◆朝、目覚まし代わりのスマホ
◆通勤電車でのニュースチェック
◆職場の明るすぎるLED照明
◆帰宅後のテレビやパソコン
◆寝る前のSNSや動画視聴
気づけば1日中ブルーライト漬け。
これはもはや「光の生活習慣病」といっても過言ではありません。
そしてこの習慣は、大人だけでなく子ども、高齢者、ペットにまで影響します。
学力や集中力、認知機能にも関わるという報告もあります。
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『“光の質”を変えるという発想』
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ここで、多くの人が間違えるのは「じゃあ夜は照明を暗くすればいいんでしょ?」という考え。
確かに真っ暗にすればブルーライトは減ります。
でも、暗すぎる環境は目に負担がかかるし、生活もしづらい。
そこで重要なのが**「光の質」**です。
つまり、ブルーライトを過剰に含まない自然な太陽光に近い体内時計に沿った明るさと色温度。
この条件を満たした光なら、夜も安心して浴びられ、むしろ健康を整えるサポートをしてくれます。
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『光を変えることは、暮らしを変えること』今こそ『整える光』へ
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食事や運動に気を使う人は多いのに、「光」に気を使う人はまだまだ少ない。
でも考えてみてください。
1日24時間のうち、私たちはずっと何らかの光を浴びています。
その光が健康に悪いのか、それとも整えてくれるのか。
もし、
最近よく眠れない
朝スッキリ起きられない
目の疲れが取れない
集中力が続かない
そんな悩みがあるなら、その原因は「光」にあるかもしれません。
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