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ミライサキヨミjournal


放置すると【難聴】が戻りにくくなる季節─耳を守る冬の漢方
冬は、外の気温だけでなく、私たちの体の奥でも変化が起きています。 この時期、次のような違和感はありませんか? 「耳鳴りが以前より強くなった」 「会話がこもって聞こえる」 「テレビの音をつい大きくしてしまう」 「めまいがふと起きる」 実はこれらは、1月末〜2月に増える典型的な不調。 そして漢方では、「耳=腎の状態を写す鏡」とされ、冬の深まりとともに腎のエネルギーが弱り、そのサインが耳へ現れやすくなるのです。 ■ 冬の深まりとともに“耳の不調”が増える理由 1年の中で、1月末〜2月は最も“腎が弱る季節”。 腎は、 ●生命力 ●体を温める力 ●骨や神経の潤い ●聴力の維持 などを司る臓。 寒さが極まって腎の力が落ちると、“耳鳴り・難聴・めまい・ふらつき”といった症状が現れやすくなります。 さらに最近の研究では、聴力の低下は認知症リスクを高める重要な因子 とされ、耳の不調は「年齢のせい」で片付けてはいけないサインであることがわかってきています。 冬の耳鳴りや聞こえづらさは、「放置すると後で大きな負担になる不調」なのです。 ■ そこで役立つのが、滋腎通耳湯
2月20日読了時間: 5分


「冷え」と「のぼせ」が同時に来るあなたへ―冷えとイライラを整える「温清飲」の力
何かと慌ただしく、生活リズムや食事が乱れがち。 気づけば「眠りが浅い」「顔がほてる」「イライラする」「肌が乾く」──そんな“内と外のアンバランス”を感じていませんか? 1月初旬以降は、冬の寒さがピークを迎えながら、少しずつ春の陽気が芽吹き始める時期。自然界が“陰から陽”へと移り変わるように、私たちの体もまた、気と血のバランスを整えることが大切になります。 ★そんな時期におすすめの温清飲とは 温清飲(うんせいいん)は、中国・明の時代の古典『万病回春』に記された処方。“温”で冷えを和らげ、“清”で熱(ほてり)を鎮めるという、一見矛盾する2つの働きを同時に行う「バランスの名方」です。 冬の冷えによる“滞り”と、ストレスやホルモン変動による“熱(のぼせ)”を同時に整え、心と体を穏やかに戻してくれます。 【こんなお悩みの方におすすめ】 ●顔はほてるのに、手足が冷たい ●イライラ・不安・落ち込みを感じやすい ●肌が乾燥してかゆい・赤みが出る ●生理不順や更年期のほてり ●寝つきが悪い、夢をよく見る このような方は、体の中で“血”と“気”がアンバランスになって
2月18日読了時間: 4分


乾いた咳・のどの痛み…咳が止まらないあなたへそれ、“肺の冷え”が原因かもしれません
朝晩の冷え込みがいよいよ厳しくなってきましたね。 空気は乾ききり、朝起きたときに「のどがイガイガする」「咳が止まらない」そんな声も増えてきました。 「風邪は治ったのに咳だけが残っている」 「マスクを外すと乾いた咳が出る」 「夜になると咳がひどくて眠れない」 これらは、まさに晩秋から初冬にかけての典型的な“肺のトラブル”です。この季節、体の中では何が起きているのでしょうか? 秋の乾燥は「肺」を傷つける 漢方では、秋から冬への季節は“肺”の季節とされています。空気が乾燥し、呼吸器が直接ダメージを受けるため、 咳・喉の痛み・喘息・痰が切れないといった症状が出やすくなります。 乾燥した空気は「潤い(津液)」を奪い、体の中の水分バランスが崩れることで肺が熱を帯び、その結果、乾いた咳やゼーゼーとする咳が起こりやすくなるのです。 現代医学でも、湿度が40%を切るとウイルスが繁殖しやすくなり、気管支炎や喘息が悪化しやすくなると報告されています。 五虎湯とは──「咳」を鎮める古典の漢方 そんなときに力を発揮するのが、古代中国の医書『金匱要略(きんきようりゃく)』に
2月4日読了時間: 4分


冷えがつらいのは歳のせいじゃない「冬に整えたい巡りの薬」
「冷え」を感じる季節。 「手足の先が冷たい」 「お風呂に入ってもすぐ冷える」 「冷えると頭痛や肩こりが出る」 これらは単なる気温の問題ではなく、“血の巡り”と“体内バランス”の乱れが原因です。 そんなとき、古くから“女性の冷え”の名方として知られてきたのが 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう) です。 ◎「冷えは万病のもと」──体の内側から起きていること 漢方では、「冷え」は体の“陽気(ようき)=生命エネルギー”が不足し、 血液の流れが滞ることで起こると考えます。つまり、体の外側だけでなく、内側の温める力が弱っている状態。 この冷えが長く続くと、 ●手足の冷え ●生理痛や月経不順 ●腰痛・神経痛 ●頭痛・肩こり など、 全身のさまざまな不調を引き起こします。 また、現代では“暖房の効いた室内”と“外の寒さ”の温度差が大きく、自律神経が乱れることで血流が悪くなり、冷えを感じやすくなっています。 。 ★当帰四逆加呉茱萸生姜湯の歴史 この処方の原典は、中国の古典医学書『傷寒論(しょうかんろん)』。 寒さで手足が冷え、血行が
1月28日読了時間: 4分


吹き出物・湿疹・かゆみ…毒出し漢方で内側から整える
暦の上では「立冬(りっとう)」を過ぎ、やっと季節は冬へと入りました。 空気が冷たく澄み、空は高く、木々の紅葉も美しい季節ですね。 けれども、肌にとっては少し厳しい季節の始まりでもあります。 朝晩の冷え込み、昼との気温差、そして空気の乾燥。これらが重なることで、肌のバリア機能が弱まり、吹き出物やかゆみ、湿疹といったトラブルが起こりやすくなる時期です。 11月、体の中では何が起きている? 漢方の世界では、皮膚の健康は「肺」と「血」の状態に深く関係していると考えます。秋から冬への移行期は、肺が乾き、血の巡りが滞る季節。 乾燥や冷えによって「気・血・水(きけつすい)」のバランスが崩れると、体内に“熱”や“毒”がこもり、それが皮膚の炎症や吹き出物として現れるのです。 現代医学でも、気温差や乾燥による自律神経の乱れが皮脂分泌を狂わせ、肌荒れやニキビを悪化させることが報告されています。 つまり、 ◆11月の肌荒れは“外からの乾燥”だけでなく、“内側の乱れ”が原因。 この内側の乱れに働きかけるのが、古くから使われてきた漢方――十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
1月6日読了時間: 4分


季節の変わり目の不調に漢方で支える
暦の上では「霜降(そうこう)」を過ぎ、まもなく立冬── 皆さんのお悩みの「気力が出ない」「眠っても疲れが取れない」「冷えを感じる」 これは、季節の変わり目に上手く対応できていないからかもしれません。 やっと、秋、本番という感じでが、本来であれば、今の時期は秋から冬への“気の境目”にあたる日です。 この頃になると、日照時間は夏の半分ほどに減り、朝晩の気温差は10度を超える日も増えます。空気は乾き、冷たい北風が体の熱を奪いはじめる。自然界では木々がエネルギーを根へと戻し、動物は冬眠に備えて蓄えを始めます。 そして人間の体も、例外ではありません。 体のエネルギー(=気)を外に発散する「陽」から、内に蓄える「陰」へと切り替える時期。そのため、「気力が出ない」「眠っても疲れが取れない」「冷えを感じる」などの変化が現れやすくなります。 ◆ 秋から冬への“気”の移行期 漢方では、季節と体の状態は密接に関係しており、11月はまさに「陰陽の転換点」。この時期に無理をすると、体内のバランスが崩れ、風邪や疲労、そして気持ちの落ち込みなどが起こりやすくなるとされます。.
2025年12月19日読了時間: 5分


ストレスでのどが詰まる?---放置すると心身に危険信号
朝晩の冷え込みと日中の気温差が大きく、体も心も順応に時間がかかります。 そんな季節に増えるのが、「のどの違和感」や「胸のつかえ」 です。 「のどに何か詰まった感じがする」「息苦しくて深呼吸しづらい」「ため息ばかり出てしまう」──こんな不快感を覚えていませんか? これらは病院で検査をしても「異常なし」と言われることも多いのですが、実は漢方で古くから知られている症状で「梅核気(ばいかくき)」と呼ばれます。その改善に用いられてきた代表的な処方が半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう) です。 ◆「半夏厚朴湯のルーツ」 半夏厚朴湯は、中国・後漢時代にまとめられた医学古典『金匱要略(きんきようりゃく)』に記載されています。 そこには「咽中炙臠(のどに炙った肉が貼りついたように感じる)」と表現され、のどの異物感や胸のつかえに用いられる処方として登場しています。 つまり2000年前から「ストレスによるのどの違和感」を癒すために使われてきた歴史ある漢方なのです。 ◆「半夏厚朴湯の特徴」 半夏厚朴湯は、名前の通り「半夏」と「厚朴」という生薬を中心に構成されています。...
2025年11月19日読了時間: 4分


秋の耳鳴り放置は認知症の入り口
秋の深まりを感じる季節となりました。 朝晩の冷え込みが一段と厳しくなり、体も心も季節の変化に順応するのに時間がかかる時期です。 「最近、耳がジーッと鳴る」 「会話の聞き取りが以前より難しくなった」 「人の声がこもって聞こえる」 ──そんな経験はありませんか? 秋から冬にかけては、耳の不調が強まりやすい季節です。 漢方では「耳は腎に通じる」とされ、腎の力が弱まると耳鳴り・難聴・めまいといった症状が現れると考えられています。 季節が寒さへと傾く今、まさに腎の力が試される時期なのです。 「耳と腎のつながり」 中国最古の医学書『黄帝内経』には「腎は耳に開竅す」と記されています。 つまり耳は、腎の働きを映し出す鏡のような存在。腎が充実していれば耳も冴えわたりますが、腎が衰えると耳鳴りや難聴などのトラブルが現れます。 特に50代以降は腎の力が徐々に弱まり、そこへ季節の冷えが加わることで耳の衰えが表面化しやすくなります。10月は、夏の疲労を抱えたまま冷気が増すため、耳に負担がかかりやすいタイミングなのです。 「難聴と認知症との関係 」 近年、医学研究で明らかに
2025年10月24日読了時間: 4分


医師も愛用する胃の名薬-六君子湯の底力とは?
「最近、胃が重くないですか?」 —“なんとなく不調”の正体は、胃腸の声かもしれません 「昔は何を食べても平気だったのに、最近は食後に胃がもたれる…」 「朝になるとお腹が空かず、無理やり朝ごはんを流し込んでいる」 「なんだか疲れやすくて、やる気も出ない…」...
2025年9月19日読了時間: 4分


残暑疲れと秋の入り口で気温差に弱いあなたにおすすめの漢方
8月下旬、「のどの違和感」や「気分の重さ」はありませんか? その不調、漢方の出番です! 8月下旬、暦の上では「処暑(しょしょ)」を過ぎ、徐々に暑さがやわらぐはずの時期ですが、実際には残暑が厳しく、朝晩の涼しさとの寒暖差が大きくなる頃です。...
2025年9月1日読了時間: 4分


「イライラ・不眠・動悸…」その不調、700年の知恵が解決
「なんだかイライラする」 「寝つきが悪い」 その“原因不明の不調”、実は漢方で整えられるかもしれません。 年齢を重ねるにつれ、「検査では異常なし」と言われるのに、体と心がなんとなくつらい。そんな経験はありませんか? たとえば—— ・理由もないのにイライラしてしまう...
2025年8月6日読了時間: 4分


夏バテは“気”の失調だった?800年前の名医・李東垣に学ぶ、清暑益気湯の知恵
毎年この時期になると、次のようなお悩みが急増します。 「夏バテで食欲がわかない…」 「だるくて仕事に集中できない…」 「クーラーの中にいるのに、体が熱っぽい」 「微熱と倦怠感が続いて、夏風邪が治らない」 もしかするとその症状、“気”が不足しているサインかもしれません。...
2025年7月16日読了時間: 4分


【梅雨】動悸・不安・ふらつきに悩む方へ。“気のせい”じゃない不調の正体とは
毎年この梅雨時期になると、「何となく体調が悪い…」と感じる方が増えてきます。 とくに最近よく聞くのが、こんなお声です。 「雨の日は、気分が落ち込む」 「頭が重く、フワフワする」 「胸がザワザワして落ち着かない」 「夜になると不安が強くなって、眠れない」...
2025年6月17日読了時間: 4分


「めまい・ふらつき・頭が重い…」季節の変わり目に現れる“謎の不調”
春の終わりから初夏へ――気温と湿度が徐々に上がり始めるこの時期、多くの方が「なんとなく調子が悪い」と感じはじめます。たとえば、こんな不調が続いていませんか? 立ち上がったとき、フワッとめまいがする頭が重くて、仕事や家事に集中できない天気の悪い日は気分も体調もどんよりなんと...
2025年5月23日読了時間: 5分


現代人の心の不安を取り除く、武士たちが愛した“心を鎮める秘薬”とは?
現代人の心の悩み ● 些細なことでイライラしてしまう ● 夜になると考え事が止まらず、なかなか寝付けない ● 突然、不安に襲われることが増えた ● 動悸や息苦しさを感じることがある こんなお悩みはありませんか? 「年齢のせいかな…」と諦めていませんか?...
2025年5月8日読了時間: 4分


「のどがつかえる感じ」「不安で眠れない」…漢方で改善
今回は、今の時期にぴったりの漢方薬【半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)】をご紹介いたします。春から初夏にかけて、環境や気候の変化が激しくなるこの時期は、心も体も知らず知らずのうちに緊張状態になりがちです。 お客様の中には、 「なんとなく喉に違和感がある」...
2025年4月17日読了時間: 5分


男女共にホルモン注射必要なし!ホルモンバランスを整える漢方
「朝、スッキリ目覚めていますか?」最近、こんな悩みはありませんか? ● 夜中に何度も目が覚める ● 朝起きるのがつらい ● 日中、理由もなくイライラする ● なんだかやる気が出ない 中高年を過ぎると、こうした「なんとなくの不調」...
2025年4月8日読了時間: 4分


『体力が落ちた』と感じたら… 600年以上受け継がれる秘伝の漢方とは?
最近、こんなふうに感じることはありませんか? ● ちょっとした運動でも疲れが抜けない ● 風邪をひきやすくなった ● 昔に比べて、体力の回復が遅い ● 朝、スッキリと目覚められない 「歳だから仕方がない…」と諦めてしまう前に、600年以上の歴史を持つ伝統の知恵を試してみませ...
2025年4月1日読了時間: 4分


冷えやむくみを解消!「桂枝茯苓丸」
最近、「手足が冷えてつらい」「顔色が悪いと言われる」「むくみが気になる」といったお悩みを感じることはありませんか? 中高年を過ぎると、血流が滞りやすくなり、冷えやむくみ、さらには肩こりや更年期症状など、さまざまな不調を引き起こす原因となります。...
2025年3月25日読了時間: 4分


目のかすみ、老眼の悩み…「視界クリア習慣」とは?
最近、「目がかすむ」「新聞やスマホの文字が読みにくい」「夕方になると目が疲れる」と感じることはありませんか? 60代を過ぎると、視力の衰えを感じる方が増えます。老眼や白内障、目の乾燥など、さまざまな目の悩みが出てくるのは避けられません。しかし、「年齢のせいだから仕方ない…」...
2025年3月10日読了時間: 4分
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