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この夏、あなたに正しい水分補給をしていただくために…

  • 本物研究所 株式会社
  • 8月18日
  • 読了時間: 3分

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暑いですね。ほんとに暑い!とにかく暑い!こう書いているだけでも暑い!


…と、暑い、暑いと言っていても、何の解決にもなりませんので、今日は、正しい水分補給についてお話したいです。

体液にはナトリウム(塩分)や、マグネシウム、カリウム、カルシウムなどの電解質が溶けています。


臓器や筋肉を動かすには微細な電気が必要で、体が快調に動き、いろいろな臓器が活発にはたらくためには電解質が豊富な体液が必要です。


浸透圧は電解質や糖質からなり、通常体液の浸透圧はほぼ一定に保たれています。尿、汗などで体重の1%程度の水分が失われるだけでも、血液の浸透圧が高くなり、ぼくたちは自然にのどが渇いたと感じるようになっています。


そこで水分を補給すると、体液の浸透圧が一定に保たれ、のどの渇きが和らぎます。

汗をかいたり、水分補給が少しでも不足すると、体液が減り体調に変化がみられます。

なかでもふらつき、めまい、微熱などの症状が現れると、「脱水症」と呼ばれます。


軽度の脱水症の場合は水分補給で回復することが多いのですが、回復しなければすぐに医療機関にかかる必要があります。


「脱水症」は夏に多いと思われていますが、冬にも起こります。皮膚や呼吸から常に水分が失われていくことは「不感蒸泄(ふかんじょうせつ) 」と呼ばれ、その量は成人では1日約1ℓ です。


脱水症の症状をひと言で言えば体調不良です。夏ばてや二日酔いも体の渇きが原因の体調不良であることが多いのです。


とくに、もともと水分が多い脳、胃や腸などの消化管、そして筋肉の3つのはたらきが最初に悪くなり、様々な症状がみられます。


体液が体重に占める割合は、年齢とともに変わります。生まれたての赤ちゃんは90%とみずみずしいのですが、小児は70~80%、成人は60%と、成長とともに減ってきます。


高齢者になると50%まで減って、のどの渇きを感じるセンサーの働きが低下していて日常的に水分不足のリスクにさらされています。そのため、失った水分が少しであっても脱水症を起こしやすいのです。


また、乳幼児は体液の割合は高くても、不感蒸泄量が多く、また尿を濃縮する力が未熟なために尿量が多く、水分不足を起こしやすいのです。のどが渇いたことを伝えることができない乳幼児が、機嫌が悪い時や泣いてばかりいる時は水分不足が原因のことがあるので要注意です。


そこで、「水分補給」が大事です…とお伝えしたいところですが、実は、日頃の水分補給の基本は、まず食べることです。


そして、筋肉には水分が多く含まれるため、運動によって筋肉量を増やすことも脱水症の予防に役立ちます。


水分を一気にたくさん飲んでも尿として出ていき、体内に貯められません。ある程度貯めることができるのは食べ物に含まれる水分であり、食事をきちんと摂ることが大切です。


そして、水分補給。

のどが渇いたと感じたら、体はもう渇き始めています。のどが渇く前にこまめに水分を補給するのがポイントです。通常の生活環境では、コップ1杯(180~200mL)を1日8回、補給するのが目安と言われています。


熱中症が疑われるときは、ただ水分を補給するのではなく、塩分も一緒に補給することが重要です。


自分で手軽に作れる食塩水もよいでしょう。目安として、1ℓの水に対して1~2gの食塩を加えます。


もちろん、以下のものもおススメです。

スポーツドリンク

浅漬けの素

塩分入りタブレット

ゼリー飲料

塩こんぶ

梅干し


うまく、水分、塩分、場合によっては糖分も補いつつ、この暑い夏を乗り切りましょうね!

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