「認知症」を回避したいなら「ビタミンB1」
- 本物研究所 株式会社
- 6 日前
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もしあなたが、「認知症」を回避したいなら、ズバリ!「ビタミンB1」の積極的な摂取をおススメします。
あるドクターの「ビタミンB1」に関するレポートを読むと、つぎのように書かれてありました。
「現在の日本では、極端な『ビタミンB1』欠乏による急性の脳内炎症が起こる可能性は低いが、『長年の不足が積み重なって小さな炎症が生じ、徐々に認知症やうつなどにつながっていくという可能性はあります。
最近では、ほかにも脳の萎縮や異常たんぱくの蓄積などが見られるアルツハイマー型認知症の発症にも『ビタミンB1』 不足が関係すると指摘する研究者もいて、加齢に伴う脳の変化と『ビタミンB1』の関連に注目が集まりつつあります」
ぜひ、「ビタミン」習慣を取り入れてください。
「ビタミンC」については情報も多いですが、「ビタミンB群」については、案外認知度が低く、重要性がきちんと伝わっていないと感じています。
一言で「ビタミンB」と言っても、実は、「ビタミンB群」として、つぎのようにたくさんあるんです。
ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンB6
ビタミンB12
ナイアシン(別名:ビタミンB3)
パントテン酸(別名:ビタミンB5)
ビオチン(別名:ビタミンB7)
葉酸(別名:ビタミンB9)
今回、ピンポイントでお伝えしている「ビタミンB1」は、水溶性のビタミンB群の一種です。
酵素(体内で反応を起こすたんぱく質)の機能を助けます。食事から摂取する糖質を代謝してエネルギーを作る補酵素としての役割があり、生きる上で不可欠な栄養素です。
東京大学大学院で脳機能と栄養について研究する喜田聡教授によると、
「『ビタミンB1』が不足すると脳機能、特に記憶に大きく影響してしまいます。脳の神経細胞でATPを作るには主にブドウ糖がエネルギー源として利用されますが、『ビタミンB1』が欠乏状態だといくらブドウ糖があっても脳細胞が必要とするATPを十分に作れなくなってしまいます。
脳は、筋肉や肝臓のようにたんぱく質や脂質からエネルギーを作ることができません。また、糖質が足りないときに、代わりに利用できるエネルギー源としてケトン体がありますが、このケトン体の代謝の過程でも『ビタミンB1』が補酵素として利用されるため、エネルギー源の有無にかかわらず『ビタミンB1』不足は脳機能に大きく影響してしまうのです」
…と語っていらっしゃいます。
また、つぎのようにも伝えていらっしゃいます。
「『ビタミンB1』が欠乏すると脳内で非常に強い炎症が起こり、神経細胞が障害を受けたり死んでしまったりすることも確認されました。理由はまだ明らかになっていませんが、細胞が多いとそれだけエネルギーが必要になるので、ある意味神経細胞を間引くようなシステムが存在しているのかもしれません」…と。
神経細胞はいったん障害を受けると簡単には元に戻らず、結果としてアルツハイマー病で観察されるような海馬の変性(萎縮)が起こり、記憶障害が起こるほか、2次的、3次的な影響として会話がスムーズにできなくなる、昔の記憶(長期記憶)がなくなる…ということも報告されているようです。
ちょっとこわい話ですが、「転ばぬ先の杖」として、ぜひ、「ビタミンB1」の摂取を、始められてはいかがでしょうか?
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