ぼくたちのカラダもメンタルも、すべて食べたものからできているわけで、よく「食育」のお話をさせてもらっているんです。
先日の講座では…。
杏林予防医学研究所 所長の山田豊文先生から、「近年は、マグネシウム不足の人が増えているから、マグネシウムをしっかり摂るように…」と教わっています。
それで、そのお話をしたんですよ。
すると、「マグネシウムが不足したら、そうなるの?」って、質問があったのです。「ん…???????」
すぐさま、「ちゃんとわかってないので、勉強してきまーす」とお答えしました。
「こうすればよい」ということはわかっていても、「なぜなのか?」「どういう根拠なのか?」がわかっていないことって、案外あるものですね。
次回お話するために、勉強しました…。
通常の食事をしている場合、マグネシウムが不足することは、ほぼないそうです。
で…、なんで、マグネシウム不足の人が増えてきているかというと…、
睡眠不足や運動不足が続いている…。
ストレスが多い…。
こういう場合は、体内のマグネシウムが消費されるため、マグネシウムの必要量が多くなります。また、肉や加工食品、清涼飲料水などに多く含まれる「リン」を過剰に摂取すると、マグネシウムの吸収が妨げられるのだそうです。
そして、大量のアルコールを摂取したり、利尿剤を長期間使用すると尿とともに排出され、マグネシウム不足になることもあります。
実は、マグネシウムを不足させる要因はまだまだあって…。
そもそも、化学肥料や農薬の影響で、野菜や果物に含まれる量が少なくなっていること。
食品の精製によって失われる…。
加工調理(煮る、蒸す、茹でる)によって素材から流出する…。
脂質過剰の食事によって吸収が低下する…。
牛乳や乳製品などのカルシウムを過剰に摂取することで、マグネシウムの吸収が抑制されるとともに、尿からの排泄が促進される…。
もう、こうなると、“現代病”の1つと言ってもいいかもしれませんね。
もう少し勉強すると、病気とのかかわりについてもわかってきました。
マグネシウムが不足すると、血圧上昇、不整脈、動脈硬化、狭心症や心筋梗塞など虚血性心疾患の危険性が高まります。
不足状態が悪化すると、発育不全、筋肉の痙攣、皮膚や筋肉などへのカルシウム沈着、神経過敏症などの神経症状、不安や抑うつ症などの精神症状、記憶障害、注意力散漫などの症状が現れます。また、骨粗しょう症や糖尿病などの生活習慣病の危険性も高まります。
“現代病”の1つとも言ってよい「マグネシウム」不足。
ぜひ、ご家族で、マグネシウムサプリなどをうまく活用してください。
現代の食事情、ストレス事情も反映しているので、まずはマグネシウム補給を!
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