top of page

肝臓をいたわるには、甘い飲料は禁物



ここで【問題】です。


【問題】脂肪肝のある人が、肝臓をいたわり減量目標を達成するために、真っ先に飲むのをやめるほうがいいと言われているのは次のうちどれ?


1 ブラックコーヒー

2 無糖のお茶

3 スポーツドリンク


正解は、3 スポーツドリンク です。


「え・・・・・?」と思われたあなた!もう少しお付き合いくださいね。

今日は、肝臓をいたわる「極意5カ条」についてお伝えしたいと思います。

肝臓に脂肪がたまり、自覚症状がないまま肝機能が落ちていく生活習慣病のひとつが「脂肪肝」です。


最近はとくにお酒をあまり飲まない人の「非アルコール性の脂肪肝」が急増しているそうです。症状が進むと、肝硬変や肝臓がんを発症することもあるので甘く見てはいけません。


あるドクターは、「一番落としやすいのが肝臓の脂肪です。内臓脂肪や皮下脂肪より落としやすい…。食事を変えれば脂肪肝は3カ月で改善します」と話します。


脂肪肝は、食事でとったエネルギー、とくに糖質の過剰摂取により、細胞内に取り込めなかった分が中性脂肪に変換されて肝臓にたまる病気です。

つまり肥満がベースにあるので、体重を落とせば改善します。


具体的には、肝臓をいたわり減量目標を達成するために、「極意5カ条」を推奨されていました。中でも、真っ先に取り組んでほしいこととして挙げるのが、「甘い飲み物をやめる」ということでした。


まとめてみます。肝臓をいたわる「極意5カ条」

極意 1 甘い飲み物をやめる

極意 2 ご飯を半分に減らす

極意 3 野菜を2倍に増やす

極意 4 加工食品を減らす

極意 5 体重を毎日記録する


「甘い飲み物」は肝臓の大敵なでんすって!脂肪肝の原因になるのは、「脂質」よりも「糖質」のとり過ぎです。


中でも吸収が早い果糖(フルクトース)はもっとも肝臓にダメージを与えるといいます。砂糖(ショ糖)はブドウ糖と果糖が1対1で結合したもので、トウモロコシから作られる果糖ブドウ糖液糖は果糖が50%以上含まれていて、多くの加工食品に使われています。


果糖はブドウ糖以上に肝臓の脂肪化を促進します。果糖は食事などでゆっくり摂取すると小腸の酵素によって9割以上がブドウ糖に変わるのですが、飲料などの摂取で、短時間で急にとると、そのまま肝臓に行ってダメージを与えます。


つまり肝臓に一番いけないのは、“液体の果糖”が入った飲み物です。

肝機能を示すASTやALTが高い人は、甘い飲み物をやめるだけでも数値が下がるそうですよ!


先ほどの3 スポーツドリンクですが、たっぷり糖質を含んだものが多いのです。スポーツドリンク500㎖には糖質が20g以上含まれているものもあります。


スティックシュガーは1本3gですから10本分です。しかも飲み物は一気に飲みますから、血糖値に直接影響します。これは食後高血糖(高血糖スパイク)の温床になります。血液中で急激に増えたブドウ糖は、インスリンにより中性脂肪に変換され脂肪として蓄えられます。食後高血糖を避ける食生活は、脂肪肝対策の要諦だということです。


ちなみに、フルーツ100%のジュースにも果糖がたっぷり…。野菜ジュースも、糖質を多く含むものが多いです。カロリーゼロの人工甘味料は論外!エナジードリンクや「微糖」の缶コーヒーもアウト!


肝臓に一番いけないのは、 “液体の果糖”が入った飲み物です。「甘い飲み物」は肝臓の大敵なでんすって!脂肪肝の原因になるのは、「脂質」よりも「糖質」のとり過ぎです。



Comments


© 2022 by ミライサキヨミ. Proudly created with 51Dreams'Company

bottom of page