家族が『ヒートショック』で倒れたら…
- 本物研究所 株式会社
- 7月10日
- 読了時間: 3分

「ヒートショック」について、いまとっても注目が集まっていることはあなたもご存じだと思います。
「温度差」って、想像以上に体に負担をかけるんですね…。老若男女問わず、気を付けたいところです。突然のケガや病気で家族や自分が倒れたとき、その場での対処がその後を左右します。
救命処置・応急手当てができなければ、救急車で病院に着いたときにはもう手遅れ…なんていうことにもなりかねません。
正しい知識があれば、命を守れることもあります。
そんな緊急事態を含め、身近な危険から身を守るための知識が楽しく学べる書籍、『いのちをまもる図鑑』(ダイヤモンド社)が刊行されました。
これ、ぜひお手に取られてください!
心肺停止した人への救命処置から、危険生物に遭遇したときの対応、突然の災害から身を守る方法まで、さまざまな「生きる知恵」が網羅されています。
今日は、この『いのちをまもる図鑑』第3章「ケガ・事故からいのちを守る」から「ヒートショックの恐怖」について紹介しますね。
冬のお風呂で急増する「ヒートショック」。
寒い季節はお年寄りがお風呂やトイレでたおれがちです。
もちろん、昨日もお伝えしたように、若い方たちにも起こり得ることなのでご注意を!
あたたかい部屋→寒い脱衣所→熱いお風呂、というように短時間のうちに寒暖差の激しい環境にさらされると、血圧が急激に上がり下がりして、体がたえきれなくなります。
これが「ヒートショック」です。
では、どうすればヒートショックになりにくいか?
ヒートショックをふせぐためには、寒い季節は脱衣所やトイレに小さな暖房器具を置いて、寒暖差を作らないようにすることです。
そして、できたら、湯を張る前に、シャワーでお風呂全体にお湯をかけて暖めることもおススメです。シャワーは、もちろん「シンストリーマーNB+」で!
で…、万が一、家族がお風呂で倒れてしまったら、どのような対処をすればよいか?
ここで問題です。
【問題】
お風呂に入ったおじいちゃんが、なかなか戻ってきません。
おかしいな…とお風呂のドアを開けたら、
おじいちゃんがぐったりしている…!
えらいこっちゃ!
まず、どうすればいい?
1 水をかける
2 お湯をかける
3 顔をたたく
【正解】
お風呂で人がぐったりしていたら、「③顔をたたく」。これが「正解」です!
ぐったりした人を発見したら、まずは意識があるかを確認します。顔をたたいて反応を確かめるといいようです。
反応がなければ救急車を呼び、おぼれないようにお風呂のお湯をぬきます。その後、体が冷えないように毛布で体をくるみます。
意識がない人をたとえば子どもの力で浴槽から引き上げるのは難しいので、家に大人がいれば浴槽から出してもらい、ふだんどおりの呼吸がなければ救急が来るまで胸骨圧迫をおこなうといいそうです。
「のぼせたのかな…。よし、水で冷やそう!」と水をかけるのはNGです!
ぐったりしている人の口に水が入ると窒息する危険があります。お湯をかけるのはさらに意味のない行為なんだそうです。
というわけで、これからますます気温は下がっていきます。お家の中の「温度差」に意識を高めてみてくださいね。
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