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今夜の食卓に、豚汁はいかが?

  • 本物研究所 株式会社
  • 7月1日
  • 読了時間: 3分


今回は、「お味噌汁」のお話をしますね。

『医師が教える 子どもの食事 50の基本』という書物をご存じですか?

赤坂ファミリークリニックの院長、東京大学医学部附属病院の小児科医でもある伊藤明子先生が執筆された一冊です。


本書は、「子を持つ親向け」というコンセプトですが、大人にとっても「食」の基本を学ぶのに、とっても有意義な内容なんです。


不確かなネット情報ではなく、医学データと膨大な臨床経験によってわかった本当に子どもの体と脳によい食事。

毎日の食卓にすぐに取り入れられるヒントが満載です。あなたもご存じのように、「味噌」は優れた発酵食品です。


「味噌」自体に善玉菌そのものが含まれていますし、味噌の麹菌の代謝物がさらに善玉菌のエサとなってさらに善玉菌が増えます。ぜひ毎日のみたいですよね!


「味噌汁」の具材にはぜひお野菜を入れてください。善玉菌と食物繊維を一緒に摂れるので、より腸活効果が上がる…と伊藤先生はおっしゃいます。


また、「お味噌」をディップ(生野菜などにつけて食べるペースト状のもの)として取り入れるのもおすすめです。「お味噌汁」よりもさらに手軽でおやつにもぴったりです。


甘口、辛口など味わいの違いを楽しむのもよいですし、赤味噌、白味噌といった色の違いでも食卓に変化が出ます。


ちなみに、色の違いは、糖とアミノ酸が反応して褐色に変化することで起こります。赤味噌は仙台みそ、会津みそなど関東地方や東北地方に多く、白味噌はおもに関西地方で見られます。東海地方には赤だし味噌もありますね…。


赤味噌は白味噌より発酵時間がより長いので、実は善玉菌がやや多く、赤みその色はメラノイジンという色素で抗酸化力が高い…。

すごいですよね!


「味噌は塩分が心配なんだけど…」という方もいらっしゃるでしょう…。


ある研究で、

・味噌汁を1日、0~1杯飲んだグループ

・味噌汁を1日、3~5杯飲んだグループ

・味噌汁を1日、6~15杯飲んだグループ

(期間はいずれも5日間)

の血圧を調べたところ、違いが出ませんでした。


つまり、「味噌汁」をよく飲む人とあまり飲まない人とで、血圧に違いは見られない結果が出ているのです。

だから、大丈夫!!


また、近年の研究では、「味噌汁」を毎日飲んでいる人のほうが血圧が上がらないことから、「降圧作用」があることがわかっています。自律神経の調整作用があることも示されています。


そして、「味噌汁」の具材は、味噌で増える善玉菌をさらに育てるための発酵性食物繊維がよいですね…。たとえば、たまねぎ、ねぎ、キャベツ、ごぼう…などはおすすめの発酵性食物繊維だそうです。


そして、なんと言ってもいちばんのおすすめは豚汁。

具材は、あぶらみの少ない赤身の豚の薄切り、板こんにゃく、ねぎ、ごぼう、里芋、豆腐、薄揚げ、にんじんなど…。


具だくさんですから、摂りづらい野菜も「味噌汁」で摂るのはとてもおすすめです。

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