
あなたは、「コレステロール」が気になるほうですか?
毎年、健康診断を実施していますが、ぼくは、「血圧」と「コレステロール」がとっても気になります。
人生100年時代と言われ始めてもう久しいですが、健康こそ最大の資産…というのは、いつの時代も変わらないのではないでしょうか?
40歳を越えると、やっぱり、がん、糖尿病、腎臓病といった病気を避けては通れません。国立がん研究センターによれば、40~49歳のがん患者数は、30~39歳と比べると、なんと3倍以上です(2020年データ)。もちろん50代、60代と年齢を重ねるにつれ、がん患者数はどんどん増えていきます。
もちろん、いろんな対策が紹介されていますし、今までもいろいろお伝えしています。今回は、そのアプローチのなかで、「飲み物」について考えてみたいと思います。
「飲み物」というと、食事の際にお世話になっているビールなどをイメージする方も多いと思います。でも、そっちじゃなくて、水分補給という観点も含めた飲み物で考えると、やっぱり、オススメは「緑茶」と「ウーロン茶」なんだそうです。
紅茶や緑茶、ウーロン茶は、ツバキ科の「カメリアシネンシス」と呼ばれる茶の樹からできており、違いは「発酵度」だけです。緑茶は発酵させていない「無発酵茶」、ウーロン茶は中間程度に発酵させた「半発酵茶」、紅茶は100%発酵させた「全発酵茶」というわけです。
どれも抗酸化作用があるといわれるポリフェノールの一種である「カテキン」を多く含んでいます。そして、さまざまな研究データが緑茶やウーロン茶の健康効果を示しています。緑茶には、実は、悪玉コレステロールのLDLコレステロールを下げる効果があります。
ウーロン茶に関しては、1日1ℓウーロン茶を飲む習慣を1か月続けた結果、糖尿病の指標であるHbA1cが低下し、「アディポネクチン」というホルモンが増加した…というデータも存在するそうです。
ちなみに、この「アディポネクチン」は、血管の傷を修復したり、血管を広げたり、体にインスリンを効きやすくしたりしてくれます。「生活習慣病」全般に効く非常に重要なホルモンです。
また約7万7000人の日本人を対象に、飲み物と心臓病との関連を調査した研究では、「緑茶とウーロン茶を飲む習慣のあった人は、そうでない人と比べて、心臓病での死亡率が低かった…というデータがあります。
別の研究でも、中国で行われたお茶と脳卒中との関連を調べたもので、毎日1~2杯、緑茶かウーロン茶を飲んでいた人の脳卒中リスクが最も低かったという論文も存在するそうです。
このように見ていくと、さまざまな飲み物の中でも緑茶とウーロン茶の健康効果は際立っていると思われませんか?しかも、日本人の生活習慣になじんでいるのは非常に幸運と言わざるを得ません。
また、お茶の種類に関係なく、飲めば飲むほど糖尿病のリスクは下がるだろう…という論文もあって、雑に言ってしまえば、水よりお茶を飲む習慣をつけたほうが体にもよさそうです。
近年、健康に関連する展示会などに行くと、「水素水」がずらーーーっと並んでいます。もちろん、それらもきっとすごいんだと思いますが、「お茶+水素」という組み合わせができたら、これまたすごいと思われませんか?
【今日のまとめ】
緑茶とウーロン茶を飲む習慣のあった人は、そうでない人と比べて、健康上のメリットがいくつもあると様々な研究データが示しています。そのお茶に水素を加えたら…、最強タッグになりますよね!
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